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中古車サイトでフィアット500を見ていて、『こんなにかわいいのに、どうしてこの値段なの?』と手が止まったことはありませんか。
結論から言うと、フィアット500の中古が安く見えるのは、年式の古いガソリン車が多いことと、輸入車の修理費を心配して買い手が慎重になることが大きな理由です。
安い車がすべて悪いわけではありません。この記事では、安くなる理由と、値段だけで選ぶと後悔しやすい個体の見分け方を表で確かめていきます。
フィアット500の中古はどのくらい安いの?
まずは、新車の価格と中古の価格帯を並べてみますね。
ガソリンの500は2008年3月に日本で発売され、2024年5月で日本向けの生産を終えています。新車で買えるのは電気自動車の500eだけです。
| モデル・年式 | 新車の価格の目安 | 中古の価格帯の目安 |
|---|---|---|
| ガソリン500 2008〜2015年式 | 発売時の1.2 ラウンジで225万円 | 数十万円台から |
| ガソリン500 2016〜2019年式 | 年式・グレードで違う | 数十万〜100万円台 |
| ガソリン500 2020〜2024年式 | 2024年の1.2 Cultで2,590,000円、1.2 Dolcevitaで3,090,000円 | 100万〜200万円台 |
| 500e 2022〜2024年式 | 現行ICONで5,770,000円 | 200万〜400万円台 |
新車の価格はメーカー希望小売価格(消費税込)で、フィアット公式のリリースとサイトの値です。中古の価格帯は時期・地域・状態で大きく変わるので、ものさしとして使ってみてください。
『古い年式なら軽自動車より安いの?』と思った方もいるはずです。
実は、年式が古くて距離の伸びたガソリン500は、軽自動車の中古と変わらない値段で並ぶこともあります。ここに「安い理由」がつまっているんです。

中古が安くなる5つの理由
安さには、ちゃんと理由があります。
- 2008年発売で、古い年式の流通が多い
- 変速機のデュアロジックに苦手意識を持つ人がいる
- 輸入車の修理費が読みにくく、買い手が慎重になる
- 登録から13年を超えたガソリン車は自動車税が重くなる
- 500eは新車価格から大きく下がりやすい
ひとつずつ見ていきますね。
古い年式が多く出回っている
ガソリンの500は、日本で約16年も売られたロングセラーです。フィアット公式の発表では、国内の累計販売台数は約130,000台にのぼります。
台数が多いぶん、2008〜2012年ごろの古い個体も中古市場にたくさん出てきます。古い車が多いと、平均の値段は下がって見えます。
デュアロジックへの不安
最終型まで、ガソリンの500はATモード付5速シーケンシャルの「デュアロジック」でした。
普通のATとは変速の感じが違い、『ギクシャクする』『壊れると高い』という声があります。この不安が、値段に表れやすいんです。
クセや故障の傾向はフィアット500のデュアロジック(セミAT)とはで詳しく見ています。
修理費が読みにくい
国産車なら近所の整備工場で直せる部分も、輸入車は部品の取り寄せや専門店選びが必要になることがあります。
『壊れたらいくらかかるか分からない』という心配が、買い手を慎重にさせます。その分、売る側は値段を下げて早く売ろうとするわけです。
13年を超えると税金が重くなる
登録から13年を超えたガソリン車は、自動車税が約15%重くなります。2008〜2013年ごろのガソリン500は、ちょうどこの時期にかかっています。
維持費が上がる車は、中古の値段が下がりやすいんですね。税金の細かい区分はフィアット500の自動車税と重量税で見ています。
500eは新車からの下がり幅が大きい
500eは新車でICON 5,770,000円の電気自動車です。中古では200万〜400万円台が目安で、新車から大きく下がって見えます。
電気自動車は、駆動用バッテリーの状態を心配する人が多く、補助金を受けて新車で買う人もいるため、中古の値段が下がりやすいと言われます。
「値上がりしている」って本当?
一方で、『フィアット500の中古は値上がりしている』という話を見かけることもありますよね。
ガソリンの500が新車で買えなくなったことで、最終型や限定車を探す人が増えたと言われます。新しい年式や状態のいい個体は、値段が下がりにくくなっているという声もあります。
ただ、全体が一律に値上がりしているかどうかは、時期と個体で大きく違います。
| 値段が下がりにくいと言われる個体 | 安く並びやすい個体 |
|---|---|
| 2020〜2024年式の最終型 | 2008〜2012年ごろの古い年式 |
| 1.2 Dolcevitaや限定車(Grande Blu、500C Collezione 1957など) | 走行距離が多い個体 |
| 走行距離が少なく、整備記録がそろっている | 整備記録がない、修理歴が多い |
| フィアット認定中古車 | 保証なしの現状販売 |
『今買わないともっと上がるかも』と焦る必要はありません。
値上がりの話より、目の前の1台の状態と総額で判断するほうが失敗しにくいです。
買ってはいけない個体の見分け方
ここが大事なところです。
安い車の中にも、当たりの個体はあります。ただ、次のような条件が重なっている車は、買ったあとの出費がふくらみやすいので気をつけておきましょう。
- 整備記録簿がなく、いつ何を交換したか分からない
- デュアロジックの変速がガツンと来る、ギアが入りにくい
- 警告灯が点いたまま、または「消してあります」と説明される
- 「現状販売」「保証なし」で、相場よりかなり安い
- 1.2Lのタイミングベルトを交換した記録がない
- オープンの500Cで、幌の破れや雨漏りのシミがある
例えば、店頭でこんなやり取りになったら要注意です。
「タイミングベルトはいつ交換していますか?」
「記録はないですが、たぶん大丈夫だと思います」
記録がないなら、買ったあとに交換する前提で総額を考えておきましょう。交換の時期と費用はフィアット500のタイミングベルト交換時期と費用で見ています。

500eの安い中古で気をつけたいこと
500eの中古も、値段だけで選ばないほうがいい車です。
電気自動車は、エンジンの代わりに駆動用バッテリーの状態で価値が決まります。充電ケーブルやCHAdeMO充電アダプターが欠けている個体は、そろえ直す費用もかかります。
『満充電で何km走ると表示されますか?』と、店に聞いてみてください。カタログ値は335km(WLTC・国交省審査値)なので、どのくらい差があるかの目安になります。
安い中古を買う時のチェック手順
安い個体を選ぶなら、見る順番を決めておくと迷いません。
- 車検証で初度登録年月と型式を確かめる
- 整備記録簿で、オイル・タイミングベルト・デュアロジックの整備歴を見る
- エンジンをかけて、警告灯が全部消えるか確かめる
- 試乗して、発進と変速の感じを確かめる
- 保証の有無と期間、範囲を確かめる
- 車両価格に諸費用と、すぐ必要な整備費を足して総額を出す
6番目を忘れると、『安く買えたはずなのに』ということになりがちです。
車両価格が30万円安くても、買ってすぐ20万円の修理が入れば、差は10万円しかありません。
| 比べる項目 | 安い個体(保証なし) | 少し高い個体(保証あり) |
|---|---|---|
| 車両価格 | 安い | 数十万円高いことも |
| 買った直後の整備 | 自分で手配・費用も自分 | 納車前整備で済んでいることが多い |
| 故障した時 | 全額自分で払う | 保証の範囲なら払わずに済む |
| 向いている人 | 整備に詳しい・近くに専門店がある | 初めての輸入車・修理費が不安 |

修理の目安はフィアット500の修理費の目安でまとめています。
買ってすぐかかりやすい出費も足しておきましょう
安い個体ほど、納車のあとに手を入れる部分が残っていることが多いです。
『車両価格しか見ていなかった』という失敗は、意外とよくあるんです。
| 項目 | かかる場面 | 費用の考え方 |
|---|---|---|
| タイミングベルト・ウォーターポンプ | 交換記録がない1.2L | 数万円〜10万円台程度 |
| タイヤ | 溝が少ない・ひび割れ | 最終型は195/45R16。サイズで費用が変わる |
| 12Vバッテリー | 始動が弱い・電装が不安定 | 数万円程度から |
| エンジンオイル | 交換時期が分からない | 納車直後に一度替えておくと安心 |
| 自動車税 | 13年超のガソリン車 | 1.2Lで約15%の重課がかかる |
この表の金額は、部品と依頼先で大きく変わる目安です。見積もりをもらう時は、こうした項目も一緒に聞いてみてください。
例えば、こんなふうに聞くと話が早いです。
「納車前に、タイヤとバッテリーは替えてもらえますか?」
「タイヤは別料金になりますが、バッテリーは交換してお渡しします」
ここまで聞いておけば、2台を比べる時の総額がぐっと正確になりますよ!
安さより安心を取るなら認定中古車も候補
『安い車は不安。でも新車の500eは予算オーバー』という方もいるはずです。
そんな時は、フィアット認定中古車も見てみてください。新車登録から9年以内の車が対象で、延長保証と合わせて最長3年・走行距離無制限の保証が付きます。
一般の中古より値段は高めになりやすいですが、そのぶん修理費の不安を小さくできます。保証の中身と一般中古との違いはフィアット500の認定中古車は高い?で詳しく比べています。
フィアット500買いたいドットコム
フィアット500の値段、先に相場を見ておく
年式・走行距離・保証の有無で在庫を絞って見てみると、自分の予算で狙える個体が分かります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
年式ごとの狙い目はフィアット500の中古車の選び方で見ています。新車の500eと迷っているなら、フィアット500の値引き相場と限界額で新車の総額も比べてみてください。
よくある質問
フィアット500の中古が安いのはなぜですか?
2008年発売で古い年式の流通が多いこと、デュアロジックや修理費への不安、13年超のガソリン車の税金の重課などが理由です。安い個体ほど整備記録と保証を確かめておきましょう。
30万円以下のフィアット500は買っても大丈夫ですか?
当たりの個体もありますが、整備記録がない・保証なしの車は、買ったあとの整備費がかかりやすいです。車両価格に整備費を足した総額で比べてみてください。
フィアット500の中古は値上がりしていますか?
ガソリン車の新車販売が終わり、最終型や限定車は値段が下がりにくいという声があります。ただ全体が一律に上がっているわけではなく、年式と状態で大きく違います。
500eの中古が安いのはなぜですか?
新車価格が高い電気自動車で、駆動用バッテリーへの心配から中古の値段が下がりやすいと言われます。中古の数が少ないので、状態と保証を確かめて選びましょう。
安い中古で特に確かめておくことは?
整備記録簿、デュアロジックの変速、警告灯、タイミングベルトの交換歴、保証の有無の5つです。試乗できる店で選ぶと安心です。
まとめ
- 中古が安いのは、古い年式の多さ・デュアロジックと修理費への不安・13年超の税の重課が主な理由
- ガソリン500の中古は古い年式で数十万円台から、2020〜2024年式で100万〜200万円台が目安
- 「値上がり」は最終型や限定車の話が中心で、全体が一律に上がっているわけではない
- 整備記録なし・保証なし・警告灯ありの個体は、総額がふくらみやすい
- 安心を取るなら、新車登録9年以内が対象のフィアット認定中古車も候補




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