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中古のフィアット500を見比べていて、『同じ500なのに、年式で何が違うの?』と迷っていませんか。
結論から言うと、日本で手に入るフィアット500は大きく3つに分かれます。1957年のNuova 500、2008年に日本で発売されたガソリンの500、そして2022年に日本で発売された電気自動車の500eです。
この記事では、歴代モデルの年表と型式の一覧、そして車検証やコーションプレートで年式を見分ける方法を、表で確かめていきます。
フィアット500の歴代モデルを年表で見る
まずは全体の流れから見ていきましょう。
「500(チンクエチェント)」は、イタリア語で「500」という意味です。この名前は、何度も時代をまたいで使われてきました。
| モデル | 時期 | 日本での状況 |
|---|---|---|
| 500 トポリーノ | 1936年〜 | 「500」の名を最初に使ったモデル(メディア情報) |
| Nuova 500(ヌオーヴァ500) | 1957年誕生〜1975年 | 旧車として中古で流通。公式は「初代500」と呼ぶ |
| ガソリン500(312型)/500C | 欧州2007年発表、日本は2008年3月15日発売 | 2024年5月で日本向け生産終了。中古・認定中古車で買う |
| 500e(電気自動車) | 2022年4月5日発表、2022年6月25日発売 | 現行・新車販売中 |
実は、「何代目」の数え方はメディアによってばらばらなんです。
Stellantisジャパンの公式リリースは、1957年のNuova 500を「初代500」と呼んでいます。一方で、1936年のトポリーノから数えて、2008年日本発売の500を「3代目」と呼ぶメディアもあります。
『二代目ってどれのこと?』と混乱しやすいので、この記事では年号で呼び分けますね。
1957年のNuova 500、2008年日本発売のガソリン500、2022年日本発売の500e。この3つを押さえておけば、中古車の広告や記事を読んでも混乱しにくくなります。

1957年のNuova 500とは
Nuova 500は、1957年に誕生した小さな大衆車です。
今の500eのデザインの原点で、公式も「1957年に誕生した『Nuova 500』のDNA」という言い方をしています。丸いボディと丸目のライトは、ここから受け継がれているんです。
| 項目 | Nuova 500 |
|---|---|
| 誕生 | 1957年 |
| 生産終了 | 1975年(メディア情報) |
| 日本での入手 | 旧車として中古で探す |
| 今のモデルとの関係 | 500eのデザインの原点 |
日本では、アニメの影響で「ルパンの車」として知られていますよね。
ただ、半世紀以上前の車なので、今の車と同じ感覚で維持はできません。部品の手配や整備できる店選びが、買う前の大事なポイントになります。
2024年8月に出た最後の限定車「500C Collezione 1957」は、モデル名にNuova 500の発売年を入れています(75台・3,400,000円)。公式はこれを「500シリーズとして最後の限定車」としています。
Nuova 500の中古相場や維持の話は初代フィアット500(ヌォーヴァ500)とはで詳しく見ています。
2008年日本発売のガソリン500(312型)
日本の中古車で一番多いのが、このガソリンの500です。
2008年3月15日に日本で発売され、発売時は「500 1.2 8V ラウンジ」(デュアロジック・右ハンドル)が225万円でした。公式によると、国内の累計販売台数は約130,000台です。
『中古で探していると、年式もグレードもいろいろあって分からない』という方も多いはずです。ガソリン500の主な出来事を年表にまとめておきます。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2008年3月 | 日本発売(500 1.2 8V ラウンジ 225万円) |
| 2010年3月 | ツインエア(875cc直列2気筒ターボ)をジュネーブで初公開 |
| 2016年 | 大幅改良(前期・後期と呼び分けられる) |
| 2023年10月末 | ツインエアの生産終了 |
| 2024年3月 | 500 1.2 Cult 仕様変更 2,590,000円 |
| 2024年4月 | 500/500C 1.2 Dolcevita 追加(500 3,090,000円/500C 3,260,000円) |
| 2024年5月 | 日本向け生産終了を発表 |
| 2024年8月 | 最後の限定車 500C Collezione 1957(75台) |
前期と後期の違いはフィアット500の前期と後期の違いで、ツインエアについてはフィアット500のツインエアとはで詳しく見ています。
最終型の主な数字
最後に売られていた1.2 Dolcevitaの数字は、公式の主要諸元表でこうなっています。
| 項目 | 500 1.2 Dolcevita | 500C 1.2 Dolcevita |
|---|---|---|
| 型式 | 3BA-31212 | 3BA-31212 |
| 全長×全幅×全高 | 3,570×1,625×1,515mm | 3,570×1,625×1,505mm |
| 車両重量 | 1,020kg | 1,030kg |
| エンジン | 1,240cc 直列4気筒(69ps) | 同 |
| 変速機 | デュアロジック(ATモード付5速シーケンシャル) | 同 |
| WLTC燃費 | 17.5km/L | 17.5km/L |
| タイヤ | 195/45R16 | 195/45R16 |
ガソリンの500は、もう新車では買えません。終了の理由や今から手に入れる方法はフィアット500(ガソリン車)は生産終了?にまとめています。
- 1.2(1,240cc)かツインエア(875cc)か
- 前期か後期か(2016年の大幅改良の前か後か)
- 500(ハッチバック)か500C(カブリオレ)か
- 変速機はデュアロジックか、限定車のMTか
2022年日本発売の500e
今、新車で買えるフィアット500は、この電気自動車の500eだけです。
2022年4月5日に発表され、2022年6月25日に発売されました。『500eって2023年発売じゃなかった?』という声もありますが、公式リリースでは2022年です。
| 項目 | 500e ICON/OPEN(現行) |
|---|---|
| 型式 | ZAA-FA1 |
| 価格(メーカー希望小売価格・税込) | ICON 5,770,000円/OPEN 6,030,000円 |
| 全長×全幅×全高 | 3,630×1,685×1,530mm |
| 車両重量 | ICON 1,330kg/OPEN 1,360kg |
| 最高出力/最大トルク | 87kW(118ps)/220Nm |
| 駆動用バッテリー | 42kWh |
| 一充電走行距離 | 335km(WLTC・国交省審査値) |
| タイヤ | 205/45R17 |
発売時はエントリーの「POP」(4,500,000円)もありましたが、2023年4月の価格表から消えています。今はICONとOPENの2グレードに、限定車のGiorgio Armani Collector’s Edition(全国限定50台・6,700,000円)が加わる形です。
ガソリン500と比べると、全長は60mm、全幅は60mm大きくなっています。それでも5ナンバーサイズに収まっているのは嬉しいところですね。
500eの詳しい話はフィアット500e(電気自動車)は買い?、限定車の一覧はフィアット500の限定車・特別仕様車で見ています。
欧州の500 Hybridはどうなる?
欧州では、500eのボディにガソリンエンジンを積んだ「500 Hybrid」が2025年11月に発表されました。
ただ、日本導入の公式発表はありません。日本で見かける500 Hybridは並行輸入車です。
最新の情報はフィアット500ハイブリッドは日本で買える?にまとめています。

型式で年式とモデルを見分ける方法
中古車を見る時に役立つのが「型式」です。
型式は車検証の「型式」の欄に書かれていて、モデルや排ガス規制の世代を表します。
| 型式の例 | 当てはまるモデル |
|---|---|
| ZAA-FA1 | 500e ICON/OPEN(2022年日本発売) |
| 3BA-31212 | ガソリン500/500C 1.2(最終型) |
| それ以前の年式・ツインエア | エンジンや年式で別の型式になる。車検証で確かめる |
型式の頭に付く記号(3BA、ZAAなど)は、排ガス規制の区分などを表しています。同じガソリン500でも、年式によって頭の記号が違うんです。
だから『型式が違う=別の車』とは限りません。型式は「どの年式の、どのエンジンか」を絞る手がかりとして使ってみてください。
中古車の「年式」は、多くの場合初度登録年です。輸入車は、生産された年と日本で登録された年がずれることがあります。どちらの年かを販売店に確かめておくと、比べる時に迷いません。
車体番号とコーションプレートの見方
「フィアット500の車体番号はどこ?」は、よく聞かれる疑問ですよね。
車体番号は、車検証の「車台番号」の欄でいちばん簡単に確かめられます。車にも打刻があり、メーカーの情報を書いたラベル(コーションプレート)も貼られています。
- 車検証の「車台番号」「型式」「初度登録年月」を見る
- 車体側の打刻やラベルの車体番号が車検証と同じか確かめる
- コーションプレートで車体色のコードなどを確かめる
- 分からない点は販売店に車検証を見せて聞く
打刻やコーションプレートの位置は、年式やモデルで違います。エンジンルームやドアを開けた車体側などにあることが多いので、取扱説明書で場所を確かめてみてください。
例えば中古車を見に行った時は、こんなふうに聞けば十分です。
「車検証の車台番号と、車体の打刻を一緒に見せてもらえますか」
「はい、こちらで確かめられますよ」
番号が一致しているかを見ておくだけでも、安心感はかなり違いますよ!
コーションプレートには、ボディカラーのコードが書かれていることがあります。500eのアイス ホワイトは268、セレスティアル ブルーは278です。タッチアップペンを買う時や板金修理の時に役立ちます。
どの年式を選べばいい?歴代モデルの選び方
ここまで見てきた歴代モデルを、選び方の目線でまとめておきますね。
| こんな人 | 向いているモデル | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 新車で最新の装備がほしい | 500e ICON/OPEN | 価格は577万〜603万円 |
| 予算を抑えてガソリン車に乗りたい | 中古のガソリン500(後期) | 整備記録とデュアロジックの状態 |
| 2気筒の音と走りが好き | 中古のツインエア | 2023年10月末で生産終了 |
| オープンで乗りたい | 中古の500C、新車の500e OPEN | 幌の状態と手入れ |
| 旧車として楽しみたい | Nuova 500 | 部品と整備できる店 |
『結局どれがいいの?』と迷ったら、年間の走る距離と、整備にかけられる手間で考えてみてください。
中古のガソリン500は、年式と走行距離で価格がかなり違います。在庫を条件で絞って見比べると、自分の予算でどの年式が手に入るかが見えてきます。
フィアット500買いたいドットコム
フィアット500の値段、先に相場を見ておく
年式・走行距離・ボディ(500/500C)で在庫を絞って見ると、歴代のどのモデルが予算に合うか比べやすくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
新車の500eを考えている方は、値引きと総額の考え方をフィアット500の値引き相場と限界額で確かめておきましょう。
よくある質問
フィアット500の二代目はどれですか?
数え方がメディアで違うので、一つには決まりません。公式は1957年のNuova 500を「初代」と呼び、トポリーノから数えるメディアもあります。年号で「2008年日本発売のガソリン500」のように呼ぶと迷いません。
フィアット500の型式はどこで分かりますか?
車検証の「型式」の欄に書かれています。500eはZAA-FA1、ガソリン500・500C 1.2の最終型は3BA-31212です。
車体番号はどこにありますか?
車検証の「車台番号」の欄で確かめられます。車体側の打刻やコーションプレートの位置は年式で違うので、取扱説明書で場所を確かめてみてください。
500eはいつ日本で発売されましたか?
2022年6月25日です(発表は2022年4月5日)。発売時はPOP・ICON・OPENの3グレードで、今はICONとOPENの2グレードです。
ガソリンの500はまだ新車で買えますか?
買えません。2024年5月で日本向けの生産を終え、在庫限りで販売を終えています。今買うなら中古か認定中古車になります。
まとめ
- 日本で手に入る500は、1957年のNuova 500、2008年日本発売のガソリン500、2022年日本発売の500e
- 「何代目」は数え方がばらばらなので、年号で呼び分けると迷わない
- 500eの型式はZAA-FA1、ガソリン500 1.2の最終型は3BA-31212
- ガソリン500は2024年5月で日本向け生産終了。今は中古・認定中古車で買う
- 年式と車体番号は車検証で確かめ、車体の打刻と一致しているかも見る





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