フィアット500とアバルトの違い|595・695と500eを性能・価格・維持費で比較

フィアット500とアバルトが並ぶショールーム

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同じ丸い顔なのに、片方はフィアット500、片方はアバルト。並べてみると、どっちにしようか迷いますよね。

『アバルトって、500の速いやつってこと?』と思っている方も多いはずです。

結論から言うと、アバルト595・695はガソリンの500をベースにした高性能版で、走り・価格・維持費のどれもがひと回り上になります。

この記事では、ガソリン車同士と電気自動車同士に分けて、どちらを選ぶといいかを表で確かめていきます。

目次

アバルトとフィアット500はどういう関係?

まず関係をそろえておきましょう。

アバルトは、フィアットの車をベースに走りを磨いたモデルを出すブランドです。日本では、フィアット正規ディーラーの多くがフィアットとアバルトの併売店になっています。

ベースのフィアットアバルト版2026年10月時点の状況
ガソリン500・500C(2008年日本発売)ABARTH 595・695どちらも2024年5月で日本向け生産終了
500e(2022年日本発売)ABARTH 500eどちらも新車で販売中

ガソリンのアバルト595・695は、2024年6月13日の公式リリースで、2024年5月に日本向け生産を終えると案内されました。アバルトの国内累計は約2万8千台です。

つまり、ガソリン同士で比べるなら中古、電気自動車同士で比べるなら新車という話になるんです。

アバルトは別ブランドです

アバルトはフィアットとは別のブランドとして扱われます。同じ店で買えることが多いものの、カタログや価格表は別々なので、見積もりも分けてもらいましょう。

ガソリン車で比べる:500とアバルト595・695の違い

まずは中古で比べることになる、ガソリン車同士です。

フィアット500 1.2(最終型)アバルト595・695
エンジン1.2L直4 69ps(公式諸元表)1.4Lターボ(グレードで出力が違う)
変速機デュアロジック(ATモード付5速)MTと2ペダル(ATモード付5速)の設定があった
燃料ハイオク(35L)ハイオク
足まわり・ブレーキ街乗り向け硬めの足と強化ブレーキ
乗り心地やわらかめ硬め
排気音静かめ大きく、はっきりした音
自動車税(2019年10月以降登録)年30,500円年30,500円(1.0L超1.5L以下)

フィアット500の数値は2024年の公式諸元表の値です。アバルトの出力はグレードや年式で違うので、検討する個体のカタログで確かめておくと確実です。

自動車税は、どちらも1.0L超1.5L以下の区分なので同じ額になります。

『じゃあ維持費はほとんど同じ?』と思いますよね。

実は、税金以外のところで差が出やすいんです。

フィアット500とアバルト595のガソリン車の違いの図解

維持費はアバルトのほうが高い?

結論から言うと、アバルトのほうが高めになりやすいです。

項目フィアット500アバルト595・695
燃料代ハイオク。WLTC 17.5km/L(最終型1.2)ハイオク。走らせ方で燃費が落ちやすい
タイヤ195/45R16(最終型1.2)より大径・ハイグリップのことが多く高め
ブレーキ部品標準的強化品で部品代が高めのことも
任意保険車種の料率による高めになりやすいと言われる
クラッチ(MT車)MTは過去の限定車だけ乗り方しだいで交換時期が来る

金額は年式・グレード・乗り方で大きく変わります。ここでは「どちらが高めになりやすいか」の傾向だけにしておきますね。

例えばこんな場面です。

「アバルトで毎日通勤しようと思っていて」
「街中だと足が硬めなので、一度試乗してから決めるといいですよ」

走りが楽しい分、毎日の乗り心地とお財布に跳ね返ってくる部分があるんです。

アバルトが向いている人
  • 運転そのものを楽しみたい
  • 硬めの乗り心地や大きめの排気音が苦にならない
  • 消耗品の費用がかさんでも、走りを優先したい

維持費の内訳はフィアット500の維持費で詳しく見ています。

中古で選ぶならどっち?

ガソリン車はどちらも新車では買えないので、中古で選ぶことになります。

ここが大事なところです。

アバルトは走りを楽しむ人が乗ることが多い車です。同じ年式でも、扱われ方で状態の差が大きく出ます。

アバルトの中古で確かめたいこと
  • 整備記録が残っているか(オイル交換の間隔など)
  • MT車ならクラッチの滑りや、つながる位置の高さ
  • 2ペダル車なら、変速のショックや警告表示がないか
  • 社外マフラーや車高調など、改造の有無と車検に通るか
  • タイヤとブレーキの残りと、交換した時期

フィアット500のほうは、デュアロジックの状態と年数なりの修理がポイントになります。前期と後期の違いはフィアット500の前期と後期の違いで見ています。

『予算はどっちが安い?』と聞かれることも多いですよね。

中古の価格は年式・走行距離・地域で大きく動きます。ただ、同じ年式ならアバルトのほうが高めに並ぶことが多いです。

フィアット500とアバルトの中古の選び方の図解

電気自動車で比べる:500eとABARTH 500e

今、新車で比べられるのはこちらです。

フィアット500e ICONフィアット500e OPENABARTH 500e Turismo ハッチバックABARTH 500e Turismo カブリオレ
価格(税込)5,770,000円6,030,000円6,150,000円6,450,000円
最高出力87kW(118ps)87kW(118ps)114kW114kW
最大トルク220Nm220Nm235Nm235Nm
バッテリー42kWh42kWh42kWh42kWh
一充電走行距離(WLTC・国交省審査値)335km335km303km294km
タイヤ・ホイール205/45R17205/45R1718インチ18インチ

価格はメーカー希望小売価格(税込)で、ABARTH 500eは2026年3月時点のアバルト公式ページの値です。

ICONとABARTH 500eのハッチバックの差は380,000円です。

屋根が開くモデル同士なら、500e OPENとABARTH 500e Turismo カブリオレの差は420,000円になります。

バッテリーは同じ42kWhですが、アバルトは出力が高く、18インチを履く分、航続距離が短めになっています。

航続距離の差は使い方で効いてきます

ICONの335kmに対して、ABARTH 500eのハッチバックは303km、カブリオレは294kmです。遠出が多い方は、充電する場所まで含めて考えておきましょう。

『アバルトの音が好きなんだけど、EVだとどうなるの?』という声もありますよね。

ABARTH 500eは専用の作り込みで、アバルトらしさを出しているモデルです。気になるなら試乗で確かめてみてください。

500eとABARTH 500eの価格と航続距離の比較図解

屋根を開けたいならどう選ぶ?

フィアットにもアバルトにも、屋根が開くモデルがあります。

ガソリン(中古)電気自動車(新車)
フィアット500C500e OPEN 6,030,000円
アバルト595C・695CなどのオープンABARTH 500e Turismo カブリオレ 6,450,000円

どれも屋根は電動で開く布のソフトトップです。

ボディの骨格は残るので、オープンカーというより「大きく開くキャンバストップ」に近い感覚なんです。屋根を開けても後ろの席はそのまま使えます。

『オープンでも普段使いできる?』と気になる方は、幌の手入れも含めてフィアット500Cと500e OPENのオープンモデルで詳しく見ています。

試乗で確かめたいこと

数字だけでは、乗り味の違いはなかなか分かりません。

試乗の進め方
  1. 同じ日に、フィアットとアバルトを続けて試乗する
  2. 段差のある道で、乗り心地の硬さを比べる
  3. 合流や坂道で、加速の違いを確かめる
  4. 窓を閉めた状態で、音の大きさを比べる
  5. 後ろの席と荷室にも実際に座って、積んでみる

中古のガソリン車なら、同じ店に両方が並んでいることは多くありません。別の日に乗るなら、同じ道を走ると比べやすいですよ。

『アバルトは楽しかったけど、毎日はちょっと…』と感じたら、それも大事な答えです。家族が助手席に乗るなら、一緒に試乗してもらうのもおすすめです。

結局どっちを選べばいい?

迷った時の目安を、使い方で並べてみます。

こんな人は選びたい車
街乗り中心で、乗り心地と維持費を抑えたいフィアット500(中古)か500e
運転を楽しみたい、MTに乗りたいアバルト595・695(中古)
新車で保証付きの電気自動車がいい500e(ICONかOPEN)
新車の電気自動車で走りも楽しみたいABARTH 500e

新車の500eなら、保証は新車登録から3年・10万kmまでで、運転支援も標準で付いています。

ほかの輸入コンパクトとも比べたい方はフィアット500と輸入コンパクトの比較、国産車との違いはフィアット500に似てる国産車で見ています。500Xやパンダなど兄弟車との違いはフィアット500と500X・パンダの違いにまとめています。

新車の値引きの目安と交渉の順番はフィアット500の値引き相場で詳しく見ています。

フィアット500買いたいドットコム

フィアット500の値段、先に相場を見ておく

500eとABARTH 500eは同じ店で扱っていることが多いので、両方の見積もりを取って総額で比べてみてください。

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※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

よくある質問

フィアット500とアバルト595の一番の違いは何ですか?

エンジンと足まわりです。フィアット500の最終型は1.2L 69psで街乗り向け、アバルト595は1.4Lターボに硬めの足と強化ブレーキを組み合わせた走り向けの車です。

アバルト595は新車で買えますか?

買えません。ガソリンのアバルト595・695は2024年5月で日本向け生産を終えています。今買うなら中古になります。

アバルトの自動車税はフィアット500より高いですか?

2019年10月以降に新規登録した車なら、どちらも1.0L超1.5L以下の区分で年30,500円です。差が出やすいのは、燃料・タイヤ・保険などのほうです。

500eとABARTH 500eの価格差はいくらですか?

500e ICONは5,770,000円、ABARTH 500e Turismo ハッチバックは6,150,000円(どちらも税込)で、差は380,000円です。

ABARTH 500eの航続距離は500eより短いですか?

はい。WLTC・国交省審査値で、500eは335km、ABARTH 500eはハッチバック303km・カブリオレ294kmです。

まとめ

この記事の要点
  • アバルト595・695はガソリン500ベースの高性能版。どちらも新車販売は終了
  • 自動車税は同じ区分でも、燃料・タイヤ・保険でアバルトは高めになりやすい
  • アバルトの中古は整備記録と改造の有無をよく確かめる
  • 新車なら500e ICON 5,770,000円とABARTH 500e 6,150,000円(税込)
  • 航続距離は500eが335km、ABARTH 500eは303km(ハッチバック)
フィアット500買いたいドットコム

フィアット500買いたいドットコム 編集部

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