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フィアット500の丸い顔が好きだけど、『国産で似た雰囲気の車はないのかな』と探していませんか。
結論から言うと、見た目の雰囲気が近い国産車はいくつかあります。ただ、サイズ・税金・乗れる人数・燃料の種類まで同じ車はほとんどありません。
この記事では、似ていると言われやすい国産車を挙げて、フィアット500とどこが同じでどこが違うのかを数字の表で確かめていきます。
フィアット500に似てると言われる国産車はどれ?
よく名前が挙がるのは、丸目のライトや柔らかいボディの形をした軽自動車です。
『フィアット500 似た車』で探すと、だいたい次のような車に行き当たるはずです。
| 車 | 似ていると言われるところ | 種類 |
|---|---|---|
| スズキ ラパン | 丸みのある四角いボディ、レトロな顔つき | 軽自動車(ガソリン) |
| ダイハツ ムーヴ キャンバス | 丸目ライト、ツートンのかわいい色づかい | 軽自動車(ガソリン) |
| スズキ ハスラー | 丸目ライト、ポップな色 | 軽自動車(ガソリン) |
| ホンダ N-ONE e: | 丸目のレトロな顔 | 軽自動車(電気自動車) |
| 日産 サクラ | 小さな電気自動車という点 | 軽自動車(電気自動車) |
どれも「丸目」「小さい」「色が楽しい」という点で、フィアット500と同じ方向を向いています。
ただ、実は全部が軽自動車なんです。ここがフィアット500といちばん違うところになります。
フィアット500は軽自動車ではなく、5ナンバーの普通車です。見た目が似ている国産車の多くは軽なので、税金・室内の広さ・高速での余裕が変わってきます。「雰囲気が近い車」と「代わりになる車」は分けて考えておきましょう。
サイズは似てる?数字で並べてみましょう
見た目は小さくても、フィアット500は軽自動車より少し大きい車です。
公式諸元の数字と、軽自動車の規格を並べてみますね。
| 項目 | 500e ICON(2022年日本発売・現行) | ガソリン500 1.2(2024年最終型) | 軽自動車の規格 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 3,630mm | 3,570mm | 3,400mm以下 |
| 全幅 | 1,685mm | 1,625mm | 1,480mm以下 |
| 全高 | 1,530mm | 1,515mm | 2,000mm以下 |
| 乗車定員 | 4名 | 4名 | 4名以下 |
| ナンバー | 5ナンバー(普通車) | 5ナンバー(普通車) | 軽自動車 |
フィアット500の数値はフィアット公式の主要諸元表(500eは2025年8月版、ガソリン500は2024年の1.2 Dolcevita)のカタログ値です。
全長は軽より20cm前後長く、全幅は500eで20cm以上広くなります。
『横幅が20cmも違うの?』と驚く方も多いはずです。この幅の差が、横に座った時のゆとりや、高速での落ち着きにつながっています。
一方で、軽のトールワゴンは全高が高く、頭の上の空間はそちらのほうが広いこともあります。背の高さで室内を稼ぐ軽と、幅で落ち着きを出すフィアット500、という違いですね。
サイズの全体像はフィアット500のサイズ一覧、軽か普通車かの区分はフィアット500は軽自動車?普通車?で詳しく見ています。

乗れる人数とドアの数はどう違う?
ここは意外と見落としやすいところなんです。
フィアット500は500eもガソリン500も4人乗りで、ドアは3ドア(ハッチバック)です。
| 項目 | フィアット500(500e/ガソリン500) | 似ていると言われる国産軽 |
|---|---|---|
| 乗車定員 | 4名 | 4名 |
| ドア | 3ドア(前席の左右と後ろのハッチ) | 多くは5ドア(後席にもドアがある) |
| 後席への乗り込み | 前席を倒して乗り込む | 後席ドアから直接乗れる |
| 後席 | 5:5分割で倒せる(500e) | 車種による |
人数は同じ4人でも、後ろの席への乗り方がまったく違います。
例えばこんな場面です。
「子どもをチャイルドシートに乗せたいんだけど」
「後ろにドアがないので、前の席を倒してから乗せる形になります」
毎日の送り迎えに使うなら、この差は大きいですよね。後席を毎日使う方には、国産の5ドア軽のほうが楽な場面が多いです。
- チャイルドシートを毎日載せ降ろしするか
- 後ろに大人を乗せる機会が月に何回あるか
- 駐車場が狭く、長いドアを大きく開けにくくないか
- 荷物を後席に置くことが多いか
後ろの席の広さはフィアット500の後部座席の広さ、チャイルドシートの付け方はフィアット500のシートアレンジで見ています。
電気自動車で似てる車は?サクラ・N-ONE e:との違い
新車で買えるフィアット500は、2026年10月時点で電気自動車の500eだけです。
ガソリンの500と500Cは2024年5月で日本向けの生産を終え、新車販売は終わっています。
だから「新車で、似た雰囲気の電気自動車」を探すなら、国産では日産 サクラやホンダ N-ONE e:のような軽のEVが比べる相手になります。
| 項目 | 500e ICON/OPEN | 国産の軽EV |
|---|---|---|
| ナンバー | 5ナンバー(普通車) | 軽自動車 |
| バッテリー容量 | 42kWh | 車種ごとに公式で確認 |
| 一充電走行距離 | 335km(WLTC・国交省審査値) | 車種ごとに公式で確認 |
| 最高出力 | 87kW(118ps) | 軽の自主規制の範囲 |
| 自動車税(種別割) | 年25,000円(最低区分) | 軽自動車税 |
| 価格(税込) | ICON 5,770,000円/OPEN 6,030,000円 | 500eより低い価格帯 |
500eの数値は公式主要諸元表(2025年8月版)、価格はメーカー希望小売価格(消費税込)です。
国産の軽EVの細かい数字は、年式や改良で変わるので各メーカーの公式サイトで確かめてみてください。
結論から言うと、500eは「軽EVより遠くまで走れて、普通車の余裕がある代わりに、価格はかなり上」という位置です。
『近所の買い物だけなら軽EVで十分では?』という声もありますよね。それは本当にその通りで、片道の距離が短い使い方なら、軽EVのほうが費用の面では合いやすいです。
500eの充電は、普通充電が単相200V、急速充電がCHAdeMO(アダプター標準装備)です。自宅に200Vのコンセントを用意できるかどうかは、軽EVと同じく最初に確かめておきたいところです。
500eの詳しい中身はフィアット500eは買い?で見ています。

維持費は国産の似た車とどれくらい違う?
見た目が似ていても、毎年かかるお金は違ってきます。
いちばん分かりやすいのは自動車税です。フィアット500は普通車なので、軽自動車税ではなく自動車税(種別割)がかかります。
| 車 | 自動車税(種別割)の区分 | 年額 |
|---|---|---|
| 500e(電気自動車) | 最低区分(1.0L以下扱い) | 25,000円 |
| ガソリン500 1.2(1,240cc) | 1.0L超1.5L以下 | 30,500円(2019年9月以前の登録は34,500円) |
| ガソリン500 ツインエア(875cc) | 1.0L以下 | 25,000円(2019年9月以前の登録は29,500円) |
| 国産の軽自動車 | 軽自動車税 | 普通車より安い |
2019年10月1日以降に新規登録した自家用乗用車の標準税率です。ガソリン車は登録から13年を超えると重課(約15%増)になります。
燃料の面でも違いがあります。ガソリン500の1.2はハイオク指定で、WLTC燃費は17.5km/L(2024年最終型・カタログ値)です。
国産の軽はレギュラーの車が多いので、同じ距離を走るなら燃料代はフィアット500のほうがかかりやすいと考えておきましょう。
年数のたったガソリン500は、タイミングベルトやデュアロジックのクラッチなど、まとまった修理が出てくることがあります。車両価格が国産の軽と同じくらいでも、買ったあとの出費は同じとは限りません。
維持費の内訳はフィアット500の維持費は年間いくら?、修理費はフィアット500の故障しやすい箇所でまとめています。
似てる国産車より、フィアット500を選ぶ理由は?
ここが大事なところです。
数字だけを並べると、国産の軽のほうが安くて便利に見える場面が多いですよね。
それでもフィアット500を選ぶ人が多いのは、1957年のNuova 500から続く形そのものに惹かれているからなんです。
- 1957年のNuova 500のデザインを受け継いだ形(500eも公式に「Nuova 500のDNA」と表現)
- 500eは衝突被害軽減ブレーキ、アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットモニターなどが標準
- 500e OPENは電動開閉式のソフトトップで屋根が開く
- 全幅1,685mm(500e)の普通車なので、高速でも落ち着きやすい
- 右ハンドル・5ナンバーで、日本の道でも扱いやすい大きさ
例えば、試乗の帰りにこんな会話になることがあります。
「軽のほうが安いのは分かってるんだけどね」
「それでも、毎朝この顔を見たいかどうかですよね」
似た車で満足できるか、本物でないと気が済まないか。ここは数字では決まらないところなので、両方を見てから決めてみてください。
屋根が開く車で探すなら
国産の軽で屋根が開く車はかなり限られます。開放感を重視するなら、500e OPENやガソリンの500C(中古)が候補になります。
オープンモデルの使い勝手はフィアット500C・500e OPENのオープンモデルで見ています。
似た車と迷ったら、どう比べればいい?
最後に、国産の似た車と迷った時の進め方をまとめておきます。
- 後席を毎日使うか、ほぼ2人で乗るかを決める
- 片道の距離と、高速に乗る回数を書き出す
- 新車の500eか、中古のガソリン500か、国産軽かで総額を出す
- 自動車税・燃料代・保険で、年間の差を計算する
- 両方に試乗して、乗り降りと駐車のしやすさを確かめる
3番目で大事なのは、車両価格だけで比べないことです。
新車の500eは補助金や値引き、在庫車の条件で総額が動きます。同じ仕様で見積もりを取って、国産車の見積もりと並べてみると判断しやすくなりますよ。
フィアット500買いたいドットコム
フィアット500の値段、先に相場を見ておく
500eと国産の似た車、同じ条件で見積もりを取って総額を並べてみると、差がはっきり見えてきます。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
フィアット500同士の違いも気になるなら、フィアット500とアバルト595・695の違いやフィアット500と500X・パンダなどの違いも参考になります。輸入コンパクトとの比べ方はフィアット500と輸入コンパクトの比較、値引きの進め方はフィアット500の値引き相場で見ています。
よくある質問
フィアット500に似た国産車はありますか?
丸目のライトや柔らかい形で、スズキ ラパン、ダイハツ ムーヴ キャンバス、スズキ ハスラー、ホンダ N-ONE e:などがよく挙がります。ただ、どれも軽自動車で、フィアット500は5ナンバーの普通車なので、税金や室内の広さは違います。
フィアット500は軽自動車と同じくらいの大きさですか?
少し大きいです。500eは全長3,630mm・全幅1,685mm(カタログ値)で、軽の規格(全長3,400mm以下・全幅1,480mm以下)を超えています。
電気自動車で比べるなら、どの国産車が近いですか?
日産 サクラやホンダ N-ONE e:のような軽EVがよく比べられます。500eは一充電走行距離335km(WLTC・国交省審査値)で、価格はICON 5,770,000円と上の価格帯です。
ガソリンのフィアット500は新車で買えますか?
買えません。2024年5月で日本向けの生産を終え、新車販売は終了しています。今買うなら中古か認定中古車になります。
国産の似た車より維持費は高いですか?
高くなりやすいです。自動車税は普通車の区分になり、ガソリン500の1.2はハイオク指定です。中古のガソリン500は年数に応じて修理費も見ておきましょう。
まとめ
- フィアット500に似てると言われる国産車は、ラパン・ムーヴ キャンバス・ハスラーなど丸目の軽が中心
- フィアット500は5ナンバーの普通車で、軽より全長が20cm前後、全幅が20cm以上大きい(500e)
- 4人乗りは同じでも、フィアット500は3ドアで後席の乗り降りが違う
- 新車で買えるのは500eだけ。比べる相手は国産の軽EV
- 税金・燃料・修理費まで含めた総額で比べる





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