フィアット500の残クレは損か得か|総支払額で比較

フィアット500eの残クレの支払いプランを比べる商談テーブル

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500eの見積もりで「月々いくらから」という残クレのプランを見せられて、『これ、結局お得なの?』と迷っていませんか。

結論から言うと、フィアット500の残クレは「月々を抑えたい・数年で乗り換える」人には合いやすく、「最後に買い取って長く乗る」なら通常のローンより総額が増えやすい買い方なんです。

この記事では、同じ金利で残クレと通常ローンを並べて、総支払額の差を表で確かめていきます。

目次

残クレ(残価設定ローン)とはどんな買い方?

残クレは、数年後の車の値段(残価)を先に決めておき、その分を差し引いた金額を分割で払う買い方です。

最後の回に、残価の扱いを次の3つから選びます。

残クレのよいところ
  • 残価を差し引くので、月々の支払いが抑えられる
  • 数年ごとに新しい車へ乗り換えやすい
  • 返却を選べば、売る手間がかからない
残クレで気をつけたいところ
  • 残価にも金利がかかるので、買い取ると総額が増えやすい
  • 走行距離や傷に条件があり、返却時に精算が出ることも
  • 支払いが終わるまで、車の名義は販売会社側にあることが多い

『残価にも金利がかかるの?』と驚く方も多いはずです。

実は、残クレは残価の分も含めて借りている形なので、残価部分にも利息がつく仕組みが一般的なんです。この点を知っておくと、総額の比べ方がぐっと分かりやすくなります。

最終回の3つの選び方

最終回の選び方すること向いている人
返却する車を返して終わり(条件次第で精算あり)数年で手放すと決めている人
乗り換える車を返して、次の車を新しく契約する新しいモデルに乗り続けたい人
買い取る残価を一括、または再ローンで払う気に入って長く乗りたい人

残クレの対象になるのは今は500eだけ

新車で残クレを組むなら、対象は電気自動車の500eになります。

ガソリンの500と500Cは2024年5月で日本向けの生産を終え、新車販売も終わっているからです。中古のガソリン500は、残クレではなく通常の中古車ローンで買うのが一般的です。

グレードボディメーカー希望小売価格(税込)
500e ICON3ドアハッチバック(固定式ガラスルーフ)5,770,000円
500e OPENカブリオレ(電動開閉式ソフトトップ)6,030,000円
500e Giorgio Armani Collector’s Editionハッチバック(全国限定50台)6,700,000円

価格はフィアット公式サイトの表示価格です。このほか、FIAT Connectサービスは別途メーカーオプションで30,000円かかります。

金利や残価率、選べる回数は、時期のキャンペーンや販売店で変わります。ここから先の試算は仮の条件で計算したもので、実際のプランは見積もりで確かめてみてください。

残クレと通常ローン、総支払額はどれくらい違う?

ここが大事なところです。

500e ICON(5,770,000円)を、頭金なし・同じ金利で比べてみます。車両本体だけで計算していて、諸費用やオプションは入れていません。

試算の前提

金利は仮に年3.9%と年6.9%、残クレの残価率は仮に5年で35%、3年で50%として、元利均等で計算しています。実在のプランの金利・残価率ではありません。

買い方(500e ICON・頭金なし)月々の支払い最後に買い取った場合の総支払額
通常ローン 60回・年3.9%約106,000円約6,360,000円
残クレ 60回・年3.9%(残価2,019,500円)約75,500円約6,547,000円
通常ローン 60回・年6.9%約114,000円約6,839,000円
残クレ 60回・年6.9%(残価2,019,500円)約85,700円約7,161,000円

同じ年3.9%でも、最後に買い取るなら残クレのほうが約19万円多くなります。年6.9%なら差は約32万円まで広がります。

『月々3万円も安いのに、総額は高くなるの?』と思いますよね。

これは、通常ローンなら毎月減っていく元金のうち、残価の約200万円分がずっと減らないまま利息がつくからなんです。

500e ICONの残クレと通常ローンの総支払額を比べた図解

返却するなら、払った金額はいくら?

一方で、5年後に返却する場合を見てみます。

年3.9%・60回の残クレ金額
月々の支払い約75,500円
60回で払う合計約4,528,000円
最後に残る残価2,019,500円(返却なら払わない)

返却するなら、5年間で払うのは約453万円です。車は手元に残りませんが、売る手間もかかりません。

通常ローンで買って5年後に売る場合と比べるなら、「そのときの買取額」がいくらかが分かれ目になります。売却額が残価を下回りそうなら残クレの返却が安心で、上回りそうなら通常ローンで買って売るほうが手元に残りやすくなります。

将来の値段の目安はフィアット500のリセールバリューで見ています。

OPENや3年プランだとどう変わる?

同じ計算で、500e OPEN(6,030,000円)と3年プランも出してみます。

プラン(頭金なし・年3.9%)残価(仮)月々の支払い買い取った場合の総支払額
ICON 残クレ36回2,885,000円(50%)約94,400円約6,284,000円
ICON 残クレ60回2,019,500円(35%)約75,500円約6,547,000円
OPEN 残クレ36回3,015,000円(50%)約98,700円約6,567,000円
OPEN 残クレ60回2,110,500円(35%)約78,900円約6,842,000円

3年プランは残価が大きいぶん、月々の差が小さく見えます。ただ、3年で乗り換える前提なら、月々約9万円台を36回払って車を返す形になります。

ICONとOPENの差は、車両価格で260,000円です。月々で見ると、60回で約3,400円の差になります。

『屋根が開くOPENにしても、月々はそこまで変わらないんだ』と感じる方もいるかもしれません。ただ、総額では20万円以上違うので、月々だけで決めないようにしておきましょう。

頭金を入れた残クレはどうなる?

頭金を入れると、残クレの月々はさらに下がります。同じICON・年3.9%・60回・残価2,019,500円(仮に35%)で計算してみました。

頭金月々の支払い5年で払う合計(頭金込み・返却する場合)買い取った場合の総支払額
0円約75,500円約4,528,000円約6,547,000円
50万円約66,300円約4,477,000円約6,496,000円
100万円約57,100円約4,426,000円約6,445,000円

頭金100万円なら、月々は6万円を切ります。月々の負担をかなり軽くできるのは、残クレの大きな魅力ですね!

ただ、返却するなら頭金も戻ってこない点は覚えておきましょう。手元の現金を残したい方は、頭金を少なめにして月々で調整する考え方もあります。

残クレの返却で精算が出るケース

残クレの「返却すれば終わり」は、条件を守った場合の話です。

返却時に精算になりやすいこと

契約で決めた走行距離を超えた場合や、大きな傷・へこみ・内装の汚れがある場合は、返却時に追加の支払いが出ることがあります。事故で修復歴がつくと、残価そのものが見直されることもあります。

例えば、毎日の通勤に使う方はこんな心配をするかもしれません。

「月の走行距離の上限は、どのくらいで設定されていますか?」
「プランによって違うので、使い方を伺って合わせますね」

上限は契約で変わるので、自分の使い方を伝えてから設定してもらうのが確実です。

500eは一充電走行距離が335km(WLTC・国交省審査値)の電気自動車です。毎日長い距離を走る方は、距離の上限と充電の手間の両方を考えておきましょう。航続距離の実際はフィアット500の燃費と500eの電費で見ています。

500Cや500e OPENは幌の状態も見られる

ソフトトップのモデルは、幌の傷みが返却時のチェック項目になりやすいです。

屋外の駐車場で長く使う予定なら、カバーや洗い方も含めて考えておくと安心です。

残クレが向く人・向かない人

ここまでの数字を、向き不向きで整理してみます。

残クレが向いている人
  • 3〜5年で次の車に乗り換えるつもりの人
  • 月々の支払いを抑えて、手元の現金を残したい人
  • 走行距離が少なめで、車をきれいに使える人
  • 売る手間をかけたくない人

逆に、次のような方は通常のローンや現金のほうが合いやすいです。

こんな人は理由合いやすい買い方
10年近く乗りたい買い取ると総額が増えやすい通常ローン・現金
年間の走行距離が多い距離の上限を超えると精算が出る通常ローン
カスタムしたい返却時に元に戻す必要が出ることも通常ローン・現金
金利が高めのプランしかない残価の利息が重くなる銀行系ローンと比べる

頭金を入れた場合の月々の違いはフィアット500のローン月々いくら?で、所有しない乗り方はフィアット500をリース・サブスクで乗る場合の費用で比べています。

フィアット500の残クレが向く人と向かない人の図解

見積もりで忘れずに確かめたいこと

最後に、残クレの見積もりを受け取ったら確かめておきたい項目です。

残クレ見積もりの確かめ方
  1. 金利(実質年率)が何%か確かめる
  2. 残価がいくらで、何年後の何%か確かめる
  3. 最後に買い取った場合の総支払額を出してもらう
  4. 同じ条件で通常ローンの総支払額も出してもらう
  5. 走行距離の上限と、超えた場合の精算額を確かめる
  6. 値引きが残クレを使う条件付きかどうか確かめる

6番目は見落としやすいところです!

「残クレを使っていただければ、この値引きで」という条件が付くこともあります。値引きが大きく見えても、金利で取り戻されていないか、総支払額で比べてみてください。値引きの目安はフィアット500の値引き相場と限界額で見ています。

フィアット500買いたいドットコム

フィアット500の値段、先に相場を見ておく

同じ500eで、残クレ・通常ローン・現金の見積もりを並べて取ると、自分の条件での総支払額の差が見えてきます。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

見積書の欄ごとの読み方はフィアット500の見積もりの見方、諸費用を含めた総額の目安はフィアット500の乗り出し価格にまとめています。

よくある質問

フィアット500の残クレは損ですか?

最後に買い取るなら、同じ金利の通常ローンより総支払額は増えやすいです。この記事の試算では、500e ICON・年3.9%・60回で約19万円の差でした。数年で返却や乗り換えをするなら、月々を抑えられる買い方として使えます。

ガソリンのフィアット500も残クレで買えますか?

ガソリンの500は新車販売が終わっているので、新車の残クレは組めません。中古で買う場合は、中古車ローンを使うのが一般的です。

残クレの途中で車を売ることはできますか?

残っているローンを一括で払えば、手放すことはできます。ただし売却額が残りのローンより少ないと、差額を払う必要があります。

残クレで補助金はもらえますか?

500eは発売時、CEV補助金の対象とされていました。残クレで買う場合の受け取り方や金額は年度で変わるので、契約前に販売店へ確かめておきましょう。

残価率はどのくらいが普通ですか?

プランや時期、年数で変わるので、決まった数字はありません。見積もりで「何年後に何%」かを忘れずに確かめ、通常ローンと総額で比べてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 新車で残クレを組めるフィアット500は500e(ICON 5,770,000円/OPEN 6,030,000円)
  • 残価にも金利がかかるので、最後に買い取ると通常ローンより総額が増えやすい
  • 試算ではICON・年3.9%・60回で、残クレは月々約75,500円、買い取ると通常ローンより約19万円多い
  • 返却時は走行距離・傷・幌の状態で精算が出ることがある
  • 見積もりは金利・残価・総支払額の3つを、通常ローンと並べて比べる
フィアット500買いたいドットコム

フィアット500買いたいドットコム 編集部

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