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フィアット500のグレードを調べると、ICON、OPEN、ラウンジ、ドルチェヴィータ、ポップと名前がたくさん出てきて、どれが今買える車なのか分かりにくいですよね。
結論から言うと、2026年10月時点で新車で買えるのは電気自動車の500eだけで、グレードはICONとOPENの2つです。ラウンジやドルチェヴィータ、ポップはガソリン車の名前で、今は中古で探すことになります。
この記事では、新車と中古に分けて全グレードの価格と違いを表で並べ、どれを選ぶかの目安までまとめました。
フィアット500のモデルは何がある?
まずは全体像です。「フィアット500」と呼ばれる車は、年代と動力でいくつかに分かれます。
| モデル | 日本での発売 | 今の買い方 |
|---|---|---|
| 1957年のNuova 500 | 1957年誕生(公式) | 旧車として中古 |
| 2008年日本発売のガソリン500/500C | 2008年3月 | 中古・認定中古車(2024年5月で日本向け生産終了) |
| 2022年日本発売の500e(電気自動車) | 2022年6月25日 | 新車・中古 |
| 500 Hybrid(イブリダ) | 欧州で2025年11月発表 | 日本導入の公式発表なし |
- 新車で買うなら、電気自動車の500e(ICON/OPEN)
- 中古で探すなら、ガソリンの500/500C(ラウンジ・ドルチェヴィータなど)
『ガソリンの500はもう新車で買えないの』と驚く方もいますよね。ガソリンの500と500Cは2024年5月で日本向けの生産を終え、在庫限りで販売を終了しています。
歴代モデルの見分け方は 歴代モデル一覧 で詳しく見ています。
新車の500eのグレードと価格は?
現行の500eは、ICONとOPENの2グレードに限定車が加わる形です。
| グレード | ボディ | 車両本体価格 |
|---|---|---|
| 500e ICON(アイコン) | 3ドアハッチバック(固定式ガラスルーフ) | 5,770,000円 |
| 500e OPEN(オープン) | カブリオレ(電動開閉式ソフトトップ) | 6,030,000円 |
| 500e Giorgio Armani Collector’s Edition | ハッチバック(全国限定50台) | 6,700,000円 |
フィアット公式サイトの価格で、メーカー希望小売価格・消費税込です。FIAT Connectは30,000円のメーカーオプションになります。
限定車のArmaniは、専用色のダークグリーン メタリックとセラミックグレージュ メタリック、GAロゴ入りのホイールやシートが付きます。在庫限りなので、気になる方は正規ディーラーに在庫を聞いてみてください。

ICONとOPENは何が違う?
ここが500eのグレード選びで一番大事なところです。公式の装備表で比べると、2台の違いはほぼ屋根だけなんです。
- 118ps/220Nmのモーターと42kWhのバッテリー
- 一充電走行距離335km(WLTC・国交省審査値)
- 10.25インチのタッチパネル、ナビ、ETC
- アダプティブクルーズコントロールなどの運転支援
- 屋根(ICONは固定式ガラスルーフ、OPENは電動開閉式ソフトトップ)
- 車両重量(ICON 1,330kg、OPEN 1,360kg)
- 価格(OPENが260,000円高い)
『装備に差がないなら、屋根で決めればいいんだ』と思った方、その通りです。屋根を開けて走りたいかどうかで選んでみてください。
オープンの使い勝手は 500C・500e OPENの記事 にまとめています。
500eのPOPはもう無い?
2022年の発売時には、エントリーグレードのPOPがありました。発売時の価格は4,500,000円(受注生産)でした。
ただ、POPは2023年4月の価格表から消えています。今の新車はICONとOPENの2グレードです。
ネットの古い記事で「500eは450万円から」と書かれていても、それは発売時のPOPの価格です。中古でPOPを見かけることはありますが、新車では選べません。
500eそのものの特徴は 500eの記事 で見ています。
中古のガソリン500にはどんなグレードがある?
ガソリンの500は2008年から長く売られていたので、年式によってグレードの名前がいろいろあります。中古車でよく見かける名前を並べてみます。
| グレード名 | 公式で確かめられた内容 |
|---|---|
| ラウンジ(Lounge) | 2008年の日本発売時の「500 1.2 8V ラウンジ」。デュアロジック・右ハンドルで225万円 |
| ドルチェヴィータ(Dolcevita) | 2024年に追加。500が3,090,000円、500Cが3,260,000円。16インチ ダイヤモンドカット アルミ |
| カルト(Cult) | 2024年3月の仕様変更で2,590,000円。15インチアルミ |
| ツインエア(TwinAir) | 875ccの2気筒ターボ。2023年10月末で生産終了 |
| ポップ(Pop) | 中古車の表示でよく見かける名前。年式で装備が違う |
| スポーツ(Sport) | 5速MTの限定車などに使われた名前(メディア情報) |
価格は当時のメーカー希望小売価格・消費税込です。中古の価格は年式と状態で大きく変わります。
ガソリンの500は長く売られた車なので、同じ「ポップ」や「ラウンジ」でも年式で装備やエンジンが違います。中古車を見る時は、車検証の年式と型式、装備の一覧を確かめてみてください。
ドルチェヴィータとほかのグレードの違いは?
ドルチェヴィータは、ガソリンの500として最後の頃に売られたグレードです。1.2Lの4気筒エンジンにデュアロジックを組み合わせています。
同じ2024年のカルトと比べると、価格は500,000円高く、ホイールが15インチから16インチのダイヤモンドカット アルミになります。
| 1.2 Cult(2024年) | 1.2 Dolcevita(2024年) | |
|---|---|---|
| 価格(メーカー希望小売価格・消費税込) | 2,590,000円 | 3,090,000円(500C 3,260,000円) |
| ホイール | 15インチアルミ | 16インチ ダイヤモンドカット アルミ(195/45R16) |
| エンジン | 1.2L 直列4気筒 | 1.2L 直列4気筒(69ps) |
| 変速機 | デュアロジック | デュアロジック(ATモード付5速シーケンシャル) |
細かな装備の差は、中古車の装備表で確かめるのが確実です。デュアロジックのクセは デュアロジックの記事 で見ています。
ツインエアとスポーツは何が違う?
ツインエアは、875ccの直列2気筒ターボエンジンを積んだ500です。2010年3月にジュネーブで初公開され、国内では12年間売られました。
2気筒らしい独特のエンジン音を気に入って選ぶ方もいます。
ただ、2023年10月末で生産を終えているので、今は中古で探すしかありません。詳しくは ツインエアの記事 で見ています。
スポーツは、5速MTの限定車などに使われた名前です。
ガソリンの500の最終ラインナップは全車デュアロジックで、MTは過去の限定車だけでした。MTを探す方は マニュアル車の記事 を見てみてください。
500eとガソリン500は数字でどれくらい違う?
新車の500eにするか、中古のガソリン500にするか。ここで迷う方は多いはずです。
公式の諸元表で並べてみます。
| 項目 | 500e ICON | ガソリン500 1.2 Dolcevita(2024年) |
|---|---|---|
| 価格 | 5,770,000円(現行) | 3,090,000円(新車時) |
| 全長×全幅×全高 | 3,630×1,685×1,530mm | 3,570×1,625×1,515mm |
| 車両重量 | 1,330kg | 1,020kg |
| 最高出力/最大トルク | 118ps/220Nm | 69ps/102Nm |
| 燃費・電費(WLTC) | 128Wh/km・一充電335km | 17.5km/L(ハイオク) |
| 自動車税(年額) | 25,000円 | 30,500円(2019年9月以前の登録は34,500円) |
| 最小回転半径 | 5.1m | 4.7m |
| タイヤ | 205/45R17 | 195/45R16 |
どちらも4人乗りで右ハンドル、5ナンバーのサイズです。500eはひと回り大きく、力強さもかなり上がっています。
一方で、ガソリン500は小回りがきいて、車両の値段も抑えられます。エンジンの数字は エンジンと性能の記事 で詳しく見ています。

500Xやアバルトはフィアット500のグレード?
「フィアット500 スポーツ」と調べると、500Xやアバルトが出てくることがありますよね。ただ、これらは500のグレードではなく、別の車種や別のブランドです。
| 車名 | 位置づけ | 日本での状況 |
|---|---|---|
| FIAT 500X | 500の名を持つコンパクトSUV(別車種) | 2023年4月はSport 4,350,000円。今は新車の公式ラインナップに無い |
| ABARTH 595/695 | ガソリン500ベースの高性能版(アバルト) | 2024年5月で日本向け生産終了 |
| ABARTH 500e | 500eベースの高性能EV(アバルト) | ハッチバック 6,150,000円、カブリオレ 6,450,000円 |
| FIAT 500L | 5人乗りの背の高いハッチ | 日本の正規導入は確認できていない |
500Xの「Sport」は、500Xのグレードの名前です。500のスポーツとは別の車なので、中古で探す時は車名をよく見ておきましょう。
それぞれの違いは 500X・500Lとの違い や アバルトとの違い で比べています。
ボディカラーはグレードで違う?
500eのボディカラーは、ICONとOPENで共通の全5色です(公式主要諸元表・2025年8月版)。
アイス ホワイト(標準)、オーシャン グリーン、ミネラル グレー、ローズ ゴールド、セレスティアル ブルー(以上オプション)。インテリアはベージュのFIATモノグラム エコレザーシートです。
ガソリンの500は年式やグレードで色の種類が違います。2024年の1.2 Cultは、ボサノバ ホワイト、パソドブレ レッド、シチリア オレンジの3色でした。
色の種類と人気色は ボディカラーの記事 で見ています。
結局どのグレードを選べばいい?
ここまでの違いを踏まえて、使い方で選ぶと次のようになります。
- 新車がいいか、中古でもいいかを決める
- 新車なら500e。自宅で充電できるかを確かめる
- 屋根を開けたいならOPEN、そうでなければICON
- 中古なら最終型のドルチェヴィータやカルトから見る
- エンジン音を楽しみたいならツインエアも候補にする
- 同じ仕様で見積もりを取って総額で比べる
『結局、迷ったらどれ?』と聞かれたら、新車ならICON、中古ならドルチェヴィータから見てみてください。
どちらもそれぞれの中で装備がそろっていて、比べる基準にしやすいからです。

中古でおすすめを探す時のコツ
中古のガソリン500は、年式が新しいほど選べる個体が減っていきます。フィアット認定中古車は新車登録9年以内の車が対象で、延長保証と合わせて最長3年の保証が付きます。
狙い目の年式や走行距離は 中古車の選び方 にまとめています。
フィアット500買いたいドットコム
フィアット500の値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、フィアット500の値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
各グレードの価格の動きは 新車価格一覧 に、値引きの相場と交渉の順番は フィアット500の値引き相場と交渉の順番 にまとめました。
よくある質問
フィアット500の新車のグレードは何がありますか。
2026年10月時点の新車は電気自動車の500eだけで、ICON(5,770,000円)とOPEN(6,030,000円)の2グレードです。ほかに限定車のGiorgio Armani Collector’s Edition(6,700,000円・限定50台)があります(メーカー希望小売価格・消費税込)。
ドルチェヴィータとラウンジの違いは何ですか。
ラウンジは2008年の日本発売時からある名前で、ドルチェヴィータは2024年に追加された最終期のグレードです。同じ名前でも年式で装備が違うので、中古車の装備表で確かめてみてください。
フィアット500のポップは新車で買えますか。
買えません。500eのPOPは2023年4月の価格表から消え、ガソリンの500も2024年5月で日本向け生産を終えています。
フィアット500にスポーツグレードはありますか。
現行の500eにはありません。スポーツは過去の5速MT限定車などに使われた名前で、500XのSportは別車種のグレードです。
500eとガソリン500のどちらを選べばいいですか。
新車で運転支援まで欲しく、自宅で充電できるなら500eです。予算を抑えたい、エンジンの車に乗りたいなら中古のガソリン500が候補になります。
まとめ
- 新車は500eだけで、ICON 5,770,000円/OPEN 6,030,000円(メーカー希望小売価格・消費税込)
- ICONとOPENの違いはほぼ屋根だけで、価格差は260,000円
- 500eのPOPは2023年に消え、ガソリン500は2024年5月で日本向け生産終了
- 中古のガソリン500はラウンジ・ドルチェヴィータ・カルト・ツインエアなど年式で名前が違う
- 500X、アバルト、500Lは500のグレードではなく別車種





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