フィアット500のバッテリー上がりと交換・アイドリングストップ

ボンネットを開けてバッテリーを点検する小さなハッチバック

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朝、エンジンをかけようとしたらセルの回りが弱くて、ヒヤッとしたことはありませんか。

『もしかしてバッテリー?それとも大きな故障?』と不安になりますよね。

結論から言うと、フィアット500で「かかりが悪い」「アイドリングストップが効かない」と感じたら、まず12Vのバッテリーを疑うのが近道なんです。

この記事では、バッテリー上がりの対処から交換の時期と費用、アイドリングストップとの関係まで、順番に見ていきます。

目次

フィアット500のバッテリーが上がる原因は?

バッテリーが上がるのは、使う電気に対して充電が追いついていない時です。

フィアット500で起きやすいのは、次のような場面です。

原因よくある場面予防のしかた
短い距離しか走らない近所の買い物だけで週末しか乗らない月に何度かは30分ほど走る
長く乗らずに置いておく2週間以上動かさない定期的に動かすか、充電器を使う
ライト・室内灯の消し忘れ夜に荷物を出して室内灯がついたまま降りる前に一度振り返る
寒さ冬の朝にかかりが悪くなる冬の前に点検しておく
バッテリーの寿命交換から数年たっている点検で電圧と状態を見てもらう

特に多いのが、乗る回数が少ない使い方です。

フィアット500はセカンドカーとして持っている方も多く、気付いたら2週間動かしていなかった、ということもありますよね。

先に結論

バッテリー上がりの多くは「走る距離が短い」「長く置いておく」「寿命」のどれかです。何度も上がるなら、充電の仕組み(オルタネーター)の点検も一緒に受けておきましょう。

一度上がっただけなら、ジャンプスタートで動くことがほとんどです。

ただ、同じ月に2回、3回と上がるなら話は別です。バッテリー自体が弱っているか、発電がうまくいっていない可能性があります。

バッテリーが上がった時の対処

まず落ち着いて、ライトや電装品がすべて消えているかを確かめましょう。

『押しがけで何とかならない?』と考える方もいるかもしれません。

ただ、デュアロジック(ATモード付5速シーケンシャル)の500はクラッチペダルがないので、押しがけはできないと考えておいてください。500eも電気自動車なので同じです。

ジャンプスタートの流れ
  1. 救援車とつなぐ前に、両方の車の電装品をすべて切る
  2. 赤いケーブルを上がった車のプラス、救援車のプラスの順につなぐ
  3. 黒いケーブルを救援車のマイナス、上がった車のエンジンの金属部分の順につなぐ
  4. 救援車のエンジンをかけて少し待ってから、上がった車を始動する
  5. 外す時は、つないだ順の逆で外す

つなぐ場所や手順は、年式ごとの取扱説明書に図で載っています。忘れずにそちらで確かめてから作業してみてください。

ケーブルを持っていない、つなぐのが不安という時は、ロードサービスを呼ぶのが安心です。

新車のフィアットには、新車登録から3年間のフィアット ロードサービスが無償で付いています。中古で買った車でも、自分の任意保険のロードサービスが使えることが多いですよ。

エンジンがかかった後にやること
  • すぐにエンジンを切らず、30分ほど走って充電する
  • 走った後も、次の朝かかるか確かめる
  • かからなければ、バッテリーの交換か充電系の点検を受ける

ジャンプスタートでかかっても、バッテリーが元の元気さに戻ったわけではありません。

一度深く上がったバッテリーは弱りやすいので、早めに点検してもらいましょう!

アイドリングストップが効かないのはバッテリーのせい?

実は、バッテリーが弱ってきた最初のサインになりやすいのが、アイドリングストップ(スタート&ストップ)なんです。

アイドリングストップ付きの年式では、信号で止まってもエンジンが止まらなくなったり、止まらない旨のお知らせが出たりします。

『壊れたのかな?』と心配になりますが、車がバッテリーの残りを見て、あえて止めていないことが多いです。

止まらない時によくある理由考えられること
バッテリーの充電が足りない短い距離ばかり走っている、寿命が近い
エアコンを強く使っている冷房・暖房を優先してエンジンを回している
エンジンが温まっていない走り始めてすぐ
ドアやシートベルトの状態安全のために止めない

暑い日や寒い日だけ止まらないなら、空調のせいかもしれません。

季節に関係なく止まらない日が続くなら、バッテリーの点検をおすすめします。止まらない時に出るお知らせや警告灯の意味は、フィアット500の警告灯・警告音の意味で詳しく見ています。

アイドリングストップキャンセラーは付けていい?

毎回ボタンで切るのが面倒で、キャンセラーを考える方もいますよね。

キャンセラーは、エンジンをかけた時にアイドリングストップを自動でオフにする社外品です。

付ける前に確かめておきたいこと
  • 年式・エンジンに対応した製品か
  • 保証や点検の扱いがどうなるか、販売店に聞いておく
  • 取り付けを自分でするか、店に頼むか

キャンセラーを付けても、バッテリーの寿命が大きく延びるわけではありません。

使う・使わないは好みですが、不安なら販売店に相談してから決めると安心です。

バッテリー交換の時期と費用の目安

結論から言うと、交換の目安は数年ごとです。

ただ、使い方で寿命は大きく変わります。短い距離ばかり、アイドリングストップ付き、冬に寒い地域、という条件が重なると早めに弱ります。

交換先費用の目安特徴
フィアット正規ディーラー数万円程度純正指定品で、作業後の確認まで任せられる
輸入車に慣れた整備工場数万円程度(ディーラーより下がることも)対応品を選んでくれる
カー用品店2万〜4万円程度から在庫があれば早い。適合は店で確認
自分で交換バッテリー代のみ適合と再設定は自己責任

金額はバッテリーの種類と店で変わるので、あくまで目安として見ておいてください。

修理費全体の中での位置づけは、フィアット500の修理費の目安で見ています。

交換したほうがいいサイン
  • セルの回りが前より遅い
  • アイドリングストップが季節に関係なく効かない
  • ライトが暗く感じる、パワーウインドウが遅い
  • 最後の交換から数年たっている
  • 一度深く上がったことがある
フィアット500のバッテリー上がりの原因と交換の目安をまとめた図解

バッテリーサイズはどう確かめる?

『どのバッテリーを買えばいいの?』という声はとても多いです。

ここが大事なところですが、フィアット500のバッテリーは年式やエンジン、アイドリングストップの有無で合うものが変わります。

だから「500ならこれ」と1つに決めつけず、次の順で確かめてみてください。

サイズの確かめ方
  1. 今付いているバッテリーのラベルを見て、規格と容量を書き写す
  2. 車検証で年式と型式を確かめる(最終型の1.2は3BA-31212)
  3. 販売店かカー用品店で、適合表と照らし合わせてもらう
  4. アイドリングストップ付きなら、対応品が指定されていないか確かめる

輸入車は欧州規格のバッテリーが使われることが多く、国産車用とは形や端子の位置が違うことがあります。

大きさが合っても、固定の金具が合わないということもあるので、ネットで買う前に一度確かめておきましょう。

ツインエアのバッテリーは何が違う?

ツインエアは875ccの2気筒ターボで、2023年10月末で生産を終えたエンジンです。

1.2とはエンジンが違うので、合うバッテリーも同じとは限りません。中古でツインエアに乗っているなら、上の手順で今のバッテリーのラベルを確かめるのがいちばん確実です。

ツインエアのクセや燃費は、フィアット500のツインエアとはで詳しく見ています。

交換した後に気を付けたいこと

バッテリーを外すと、車がいったん電気の来ない状態になります。

そのため、交換の後に時計などの設定がリセットされたり、窓のオート機能の再設定が必要になったりすることがあります。

交換後に確かめたいことやること
時計・ラジオ合わせ直す
パワーウインドウ全開・全閉で動きを確かめる。必要なら再設定
警告灯エンジンをかけて消えるか確かめる
アイドリングストップしばらく走って効くか確かめる

再設定の手順は年式で違うので、取扱説明書を見ながら進めてみてください。

不安なら、作業した店で最後まで確かめてもらうのがいちばんです。

例えばこんなやり取りをしておくと安心です。

「交換の後、窓や時計の設定もやってもらえますか」
「はい、作業の後に一通り動きを見ておきますね」

500eのバッテリーは2種類あります

500eには、走るための駆動用バッテリーとは別に、12Vの補機バッテリーがあります。

駆動用はリチウムイオンの42kWhで、一充電走行距離は335km(WLTC・国交省審査値)です。一方、ライトやナビ、システムの起動を支えているのは12Vの補機バッテリーなんです。

『電気自動車なのにバッテリーが上がるの?』と驚く方もいますよね。

実は、補機バッテリーが弱ると、駆動用バッテリーに電気が残っていても起動できないことがあります。

駆動用バッテリー補機バッテリー(12V)
役割モーターを回して走るシステムの起動・電装品
容量・電圧42kWh・総電圧352V12V
弱った時走れる距離が短くなる起動できないことがある
相談先フィアット正規ディーラーフィアット正規ディーラー

500eで起動できない時は、自分で何とかしようとせず、ロードサービスか販売店に連絡してみてください。

駆動用バッテリーの寿命の考え方はフィアット500は何年乗れる?で見ています。

フィアット500eの駆動用バッテリーと補機バッテリーの違いの図解

バッテリーと一緒に見ておきたい部品

バッテリーを替えても調子が戻らない時は、ほかの部品が原因のこともあります。

症状疑う部品
新しいバッテリーでもすぐ上がるオルタネーター(発電機)
カチカチ音だけでセルが回らないセルモーター
走っていると充電警告灯が点く充電系の部品

ガソリンの500を長く乗るなら、タイミングベルトのような定期交換部品も一緒に把握しておくと安心です。交換時期はフィアット500のタイミングベルト交換時期と費用で見ています。

故障しやすい箇所の全体像はフィアット500の故障しやすい箇所にまとめています。

これから500eへの乗り換えを考えているなら、フィアット500の値引き相場で今の新車価格と交渉の順番も見ておくと話が早いですよ!

よくある質問

フィアット500のバッテリー交換はどのくらいの頻度ですか?

数年ごとが目安です。短い距離ばかり走る、アイドリングストップ付き、寒い地域といった条件が重なると早めに弱ります。点検で状態を見てもらうと確実です。

バッテリー交換の費用はいくらですか?

店とバッテリーの種類で変わりますが、数万円程度が目安です。カー用品店なら2万〜4万円程度から、正規ディーラーではそれより高めになることが多いです。

アイドリングストップが効かないのは故障ですか?

バッテリーの充電が足りない時や、エアコンを強く使っている時は、車があえて止めないことが多いです。季節に関係なく続くなら、バッテリーを点検してみてください。

デュアロジックの500は押しがけできますか?

クラッチペダルがないので、押しがけはできないと考えておきましょう。ジャンプスタートかロードサービスを使ってください。

500eもバッテリーが上がりますか?

12Vの補機バッテリーが弱ると、起動できないことがあります。自分で作業せず、ロードサービスかフィアット正規ディーラーに連絡するのが安心です。

まとめ

この記事の要点
  • バッテリー上がりの多くは、短い距離・長く置く・寿命のどれか
  • デュアロジックと500eは押しがけできない。ジャンプスタートかロードサービスで
  • アイドリングストップが効かないのは、バッテリーが弱ってきたサインのことが多い
  • 交換は数年ごとが目安で、費用は数万円程度
  • サイズは今のバッテリーのラベルと車検証で確かめ、店で適合を見てもらう
フィアット500買いたいドットコム

フィアット500買いたいドットコム 編集部

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