フィアット500で高速道路・長距離は疲れる?横風と追い越しの実際

高速道路を走る小さな3ドアハッチバック

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帰省や旅行の予定を考えながら、『小さいフィアット500で高速道路を何時間も走れるのかな』と不安になっていませんか。

結論から言うと、今の500eは重さと運転支援のおかげで高速道路もこなしやすく、ガソリン500は軽さゆえに横風や追い越しで気を使う場面がある車です。どちらも工夫しだいで長距離は十分に走れます。

この記事では、2つの違いを数字で比べて、疲れにくい走り方と計画の立て方を見ていきます。

目次

500eとガソリン500、高速道路での違いは?

まずは、高速道路の走りに関わる数字を並べておきますね。

項目500e(ICON・OPEN)ガソリン500 1.2
最高出力87kW(118ps)51kW(69ps)
最大トルク220Nm102Nm
車両重量1,330〜1,360kg1,020kg(500Cは1,030kg)
変速機1速固定(電気自動車)デュアロジック(ATモード付5速)
ホイールベース2,320mm2,300mm
タイヤ205/45R17195/45R16
運転支援アダプティブクルーズコントロールほか標準年式・グレードで違う

500eは公式の主要諸元表(2025年8月版)、ガソリン500は最終型1.2 Dolcevita(2024年の公式諸元表)のカタログ値です。

先に結論
  • 500eは出力が約1.7倍、トルクが約2倍で、合流や追い越しに余裕がある
  • 500eは約300kg重く、横風でふらつきにくい方向に働く
  • ガソリン500は軽くて出力が控えめなので、追い越しは早めの準備が大事

『ガソリン500じゃ高速は無理?』という声もありますよね。

そんなことはありません。法定速度の範囲で流れに乗って走ることはできます。

ただ、上り坂や合流で力の差を感じやすいので、走らせ方のコツを知っておくと疲れ方が変わります。

最高速度はどれくらい出る?

最高速度を気にする方も多いですよね。

ただ、日本の公式諸元表には最高速度が載っていません。この記事では数字を出さずに、高速道路で必要な力が足りるかで見ていきます。

日本の高速道路の最高速度は、多くの区間で100km/h、一部の区間で120km/hです。500eもガソリン500も、この範囲で走るための力は持っています。

500eの走行モードに注意

500eには3つの走行モードがあります。NORMAL、回生が強いRANGE、そして空調などを抑えて航続距離を延ばすSHERPAです。SHERPAは最高速度が80km/hに抑えられるので、高速道路の本線では使わないようにしておきましょう。

高速道路ではNORMALかRANGEで走るのが基本です。RANGEはアクセルを離すとしっかり減速するので、渋滞では楽ですが、流れの速い区間ではNORMALのほうが扱いやすいこともあります。

エンジンや出力の詳しい話はフィアット500のエンジンと性能で見ています。

フィアット500eとガソリン500の高速道路での走りの違いの図解

横風や追い越しで気をつけたいこと

ここが、小さな車で高速道路を走る時にいちばん気になるところです。

横風:背が低いぶん影響は受けにくい

フィアット500は全高1,530mm(500e)、1,515mm(ガソリン500)と、背の高い軽ワゴンより低い車です。

背の高い車ほど横風の影響を受けやすいので、その点では有利なんです。一方で、ガソリン500は約1,020kgと軽いので、橋の上やトンネルの出口で強い風を受けると、進路が少し動くことがあります。

例えばこんな場面です。

「海沿いの橋で、ハンドルを取られる感じがした」
「そういう時は、ハンドルをしっかり持って速度を少し落とすと落ち着きますよ」

風の強い日は、両手でハンドルを持ち、速度を控えめにするのがいちばんの対策です。

追い越し:ガソリン500は早めに準備を

500eはモーターなので、踏んだ瞬間から力が出ます。追い越しや合流で困る場面は少ないはずです。

ガソリン500はデュアロジック(ATモード付5速)なので、加速の途中でシフトの切り替わりがあります。追い越す時は、十分な車間を取ってから加速を始めておきましょう。

無理な追い越しはしない

上り坂でのガソリン500は、思ったより加速に時間がかかることがあります。追い越し車線に出たまま速度が上がらないと、後ろの車との距離が詰まります。迷ったら無理に追い越さず、走行車線で流れに乗っておくほうが安全で、疲れも少なくなります。

デュアロジックの乗り方はフィアット500のデュアロジックとはで詳しく見ています。

OPEN・500Cで高速道路を走る時は?

屋根が開くOPENや500Cで、『高速道路でも屋根を開けて走れる?』と気になる方も多いですよね。

開けて走ること自体はできますが、速度が上がるほど風の巻き込みや音は大きくなります。長い時間走るなら、高速道路では屋根を閉めておくほうが疲れにくいはずです。

開け閉めできる速度などの条件は、取扱説明書で確かめておきましょう。OPENと500Cの使い方はフィアット500C・500e OPENのオープンモデルとはで詳しく見ています。

長距離で疲れにくいのはどっち?

結論から言うと、運転支援がそろっている500eのほうが、長距離の疲れは少なくなりやすいです。

500eには、次の運転支援が標準で付いています(ICON・OPEN共通、公式装備表)。

装備内容長距離での役立ち方
アダプティブクルーズコントロール約30〜180km/h、停止まで対応前の車について速度を自動で調整
レーンキーピングアシスト60km/h以上で作動車線からはみ出しそうな時に補助
トラフィックジャムアシスト渋滞時の運転を補助渋滞の発進・停止の負担を減らす
ブラインドスポットモニター斜め後ろの車を知らせる車線変更の確認を助ける
ドライバーアテンションアラート注意力の低下を知らせる休憩のきっかけになる

ガソリン500は年式やグレードで装備が違います。中古で長距離用に選ぶなら、クルーズコントロールが付いているかを装備表で確かめておきましょう。

乗り心地と座り心地

ホイールベースは500eで2,320mm、ガソリン500で2,300mmと短めです。

短い車は、道路の継ぎ目で上下に揺れやすい傾向があります。

気になる方は、試乗で高速道路の継ぎ目や荒れた路面を走らせてもらうと分かりやすいです。乗り心地の話はフィアット500の乗り心地と静かさで詳しく見ています。

『後ろの人は疲れない?』という心配もありますよね。

フィアット500の後席は大人がずっと座るには余裕が少なめです。4人で長距離を走るなら、こまめに休憩を入れるのがおすすめです。

航続距離と給油・充電の計画

長距離でいちばん計画が要るのが、ここかもしれません。

項目500eガソリン500 1.2
カタログ値一充電走行距離335km(WLTC)燃費17.5km/L(WLTC)
高速道路モードの値公式値なし19.9km/L
エネルギー42kWhの駆動用バッテリーハイオク・35Lタンク
補給急速充電(CHAdeMO・アダプター標準)ガソリンスタンド

500eの一充電走行距離335kmは、WLTCの国交省審査値です。

高速道路を一定の速さで走り続けると、カタログ値より短くなりやすいと言われています。エアコンの使い方や気温でも変わるので、余裕をもって考えておきましょう。

ガソリン500は、高速道路モードのカタログ値19.9km/Lに35Lをかけると、計算上は約700kmです。実際はタンクを空にするまで走らないので、半分を目安に給油しておくと安心です。

500eで長距離を走る時の計画
  1. 出発前に、満充電に近い状態にしておく
  2. 走るルートのサービスエリアで、CHAdeMOの急速充電器がある場所を調べる
  3. 残りの電池の量に余裕があるうちに、早めに充電する計画を立てる
  4. 急速充電はCHAdeMO充電アダプターを使う。車に積んであるか出発前に確かめる
  5. 充電器が埋まっていた時に備えて、次の候補も決めておく

燃費と電費の実際はフィアット500の燃費と500eの電費、500eの充電の基本はフィアット500eは買い?でまとめています。

フィアット500eとガソリン500の長距離の計画の違いの図解

長距離ドライブで疲れにくくするコツ

最後に、どちらの500でも使えるコツをまとめておきますね。

出発前と走行中のチェック
  • シートの位置と背もたれを合わせ、ハンドルを軽く曲げた腕で持てるようにする
  • タイヤの空気圧を確かめる(スペアタイヤはなく、リペアキットが積んである)
  • 500eはアダプティブクルーズコントロールの使い方を予習しておく
  • 2時間に1回を目安に休憩を入れる
  • 風の強い日は速度を控えめにし、両手でハンドルを持つ
  • 後席に人を乗せるなら、休憩を多めに取る

ここ、意外と見落としやすいところなんです!

フィアット500にはスペアタイヤがなく、タイヤのパンクにはリペアキットで対応します。大きく裂けたパンクは直せないこともあるので、ロードサービスの連絡先を控えておくと安心です。

新車なら登録から3年間、フィアット ロードサービスが付いています。

例えば、出発の朝にこんな会話をしておくと安心です。

「ロードサービスの番号、スマホに入れておいた?」
「入れておいた。充電スポットの候補もメモしてあるよ」

サイズと乗れる人数の全体像はフィアット500のサイズ一覧、普通車としての区分はフィアット500は軽自動車?普通車?で見ています。

今の新車の価格はフィアット500の値引き相場と交渉の順番でまとめています。

フィアット500で長距離ドライブを疲れにくくするコツの図解

よくある質問

フィアット500で高速道路は走れますか?

走れます。500eは118ps・220Nmで合流や追い越しにも余裕があります。ガソリン500の1.2は69psなので、追い越しや上り坂では早めに準備しておくと安心です。

フィアット500の最高速度は何km/hですか?

日本の公式諸元表には最高速度が載っていません。日本の高速道路の最高速度(100km/h、一部120km/h)で走るための力はあります。500eのSHERPAモードは最高80km/hになるので、高速道路では使わないようにしましょう。

500eで長距離ドライブはできますか?

できます。一充電走行距離はWLTCで335kmですが、高速道路では短くなりやすいので、CHAdeMOの急速充電器がある場所を調べて早めに充電する計画を立てておきましょう。

フィアット500は横風に弱いですか?

背が低いので横風の影響は受けにくいほうです。ただ、ガソリン500は約1,020kgと軽いので、橋の上やトンネルの出口では速度を控えめにし、両手でハンドルを持つと落ち着きます。

長距離で疲れにくいのはどちらですか?

アダプティブクルーズコントロールやレーンキーピングアシストが標準の500eのほうが、疲れは少なくなりやすいです。ガソリン500は装備が年式で違うので、中古なら装備表で確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 500eは118ps・220Nm・約1,330kgで、高速道路の合流や追い越しに余裕がある
  • ガソリン500は69ps・約1,020kgで、追い越しと横風には早めの準備が大事
  • 500eはアダプティブクルーズコントロールなどの運転支援が標準
  • 500eは335km(WLTC)を目安に、急速充電の場所を先に調べておく
  • SHERPAモードは最高80km/hなので、高速道路では使わない
フィアット500買いたいドットコム

フィアット500買いたいドットコム 編集部

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