フィアット500はどこの国の車?チンクエチェントの意味と生産国

イタリアの街角に停まった小さな丸目のハッチバック

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街で丸い目の小さな車を見かけて、『あれってどこの国の車なんだろう』と気になったことはありませんか。

結論から言うと、フィアット500はイタリアの自動車メーカー、フィアットの車です。今のフィアットは、欧州の大きな自動車グループ「ステランティス」のブランドのひとつになっています。

この記事では、メーカーの国と名前の意味、読み方、日本での歴史までを、表でまとめて確かめていきます。

目次

フィアット500はどこの国のメーカー?

フィアット(FIAT)は、イタリアの北部の街トリノで生まれた自動車メーカーです。

社名は「Fabbrica Italiana Automobili Torino」の頭文字で、「トリノのイタリア自動車工場」という意味なんです。1899年の創業から、イタリアを代表する自動車メーカーとして知られてきました。

項目内容
ブランドFIAT(フィアット)
国イタリア(創業の地はトリノ)
今の親会社ステランティス(Stellantis N.V.)
日本の輸入元Stellantisジャパン株式会社
日本の販売網フィアット正規ディーラー(多くはフィアット/アバルトの併売店)
同じグループの主なブランドプジョー、シトロエン、ジープ、アバルト など

『イタリアの会社なのに、親会社はステランティスなの?』と混乱しますよね。

実は、フィアットはクライスラーと一緒になった時期を経て、2021年にフランスのPSA(プジョー・シトロエンのグループ)と合併しました。その新しいグループがステランティスで、フィアットはその中のブランドとして続いているんです。

だから今、日本でフィアット500を売っているのはStellantisジャパンで、店舗はフィアット/アバルトの看板を掲げた正規ディーラーです。プジョーなどと同じ建物に入っている店もあります。

「チンクエチェント」の意味と読み方

フィアット500の「500」は、イタリア語で「チンクエチェント(Cinquecento)」と読みます。

意味は、そのまま数字の「500」です。

書き方読み方補足
FIAT 500フィアット・チンクエチェント公式の車名
フィアット500フィアット・ごひゃく、と読む人も多い日本ではどちらでも通じる
チンクェチェント表記ゆれ「エ」を小さく書く人もいる
チンク愛称オーナー同士で使われることがある

『お店で「ごひゃく」って言ったら恥ずかしい?』と心配する方もいますが、大丈夫です。

日本では「フィアットごひゃく」と呼ぶ人も多く、販売店でもふつうに通じます!イタリア語の響きが好きなら「チンクエチェント」と呼んでみてください。

なぜ「500」という名前なの?

名前の由来は、1957年に生まれた「Nuova 500(ヌオーヴァ・チンクエチェント)」までさかのぼります。

小さな排気量のエンジンを積んだ、イタリアの人々のための小さな車でした。フィアットの日本の公式資料でも、このNuova 500を「初代500」と呼んでいます。

アニメ「ルパン三世」に出てくる黄色い小さな車として、この丸い形を覚えている方も多いはずです。Nuova 500の歴史や旧車としての中古事情は初代フィアット500(ヌォーヴァ500)とはで詳しく見ています。

フィアット500のメーカーと名前の由来をまとめた図解

日本ではいつから売られている?

日本での「500」の歴史は、年号で見ると分かりやすいです。

年出来事
1957年Nuova 500 誕生(公式が「初代500」と呼ぶモデル)
2008年3月ガソリンの500が日本で発売(500 1.2 8V ラウンジ 225万円)
2022年6月25日電気自動車の500eが日本で発売
2023年10月末ツインエア(875cc直列2気筒ターボ)エンジンが生産終了
2024年5月ガソリンの500/500Cが日本向けの生産を終了
2024年8月最後の限定車「500C Collezione 1957」(75台)

2008年に日本で発売されたガソリンの500は、国内の累計販売台数が約130,000台にのぼる人気車になりました(Stellantisジャパン公式)。

『じゃあ今は新車で買えないの?』と思った方もいますよね。

今新車で買えるのは、電気自動車の500eだけです。メーカー希望小売価格(税込)は500e ICONが5,770,000円、屋根が開く500e OPENが6,030,000円です。ガソリンの500が欲しいなら、中古や認定中古車から探す形になります。

歴代のモデルと年式の見分け方はフィアット500の歴代モデル一覧で、人気の理由はフィアット500はなぜ売れる?で見ています。

生産国はどこ?イタリア製なの?

ブランドはイタリアですが、「どこの工場で作られたか」はモデルによって違います。

生産国の考え方

ブランドの国はイタリアでも、車を組み立てる工場の国はモデルや時期で変わります。手元の車がどこで作られたかは、車体の表示や販売店で確かめるのが確実です。

モデル生産について分かっていること
500e(電気自動車)車体に「Made in Torino」の刻印があると公式が紹介。イタリアのトリノゆかりの車
ガソリン500(2008年日本発売)工場は公式資料では確かめられず。ポーランドの工場で作られていたと報じられている
500 Hybrid(欧州で2025年11月発表)トリノの工場で生産が始まったと報じられている。日本導入の公式発表はなし

例えば、こんな会話になることがあります。

「イタリアの車なのに、イタリアで作ってないの?」
「ブランドはイタリアだけど、工場はモデルで違うんだよ」

このずれは輸入車ではよくあることです。

日本向けの車も、同じように海外の工場で作られて船で運ばれてきます。日本仕様は右ハンドルで、500eもガソリンの500も右ハンドルで売られています。

『左ハンドルのほうがイタリア車らしいのでは?』と思う方もいるかもしれません。ただ、正規ディーラーで売られている日本仕様は右ハンドルなので、駐車場の発券機やドライブスルーでも困りにくいですよ。

車の作りや品質は、生産国よりも年式や整備の状態で見たほうが役に立ちます。

500 Hybridの日本での扱いはフィアット500ハイブリッドは日本で買える?で見ています。

フィアット500のモデル別の生産についての図解

ロゴ・エンブレムの見方

フィアット500は、ロゴやエンブレムも人気の理由のひとつなんです!

ブランドのロゴは「FIAT」の4文字で、時代によって形やデザインが変わってきました。

見る場所見え方の例
車体の前・後ろFIATのロゴや「500」のロゴ(モデルや年式で違う)
500eの車内・車体「Made in Torino」の刻印、FIATモノグラムのシート
500e OPENの幌FIATモノグラムのソフトトップ
限定車専用バッジ(例: Giorgio Armaniの限定車はGAロゴ)

500eでは、シートと、OPENのソフトトップに「FIATモノグラム」と呼ばれる柄が使われています。

『同じ500なのに、エンブレムが違う気がする』と感じた方は、年式やモデルが違う可能性が高いです。中古で探すときは、エンブレムよりも車検証の型式で見分けるのが確実です。

モデルを見分けるときの手がかり
  • 型式が「ZAA-FA1」なら500e(電気自動車)
  • 型式が「3BA-31212」ならガソリン500 1.2の最終期の仕様
  • ソフトトップならガソリンの500Cか500e OPEN
  • 給油口ではなく充電口があれば500e

「ランプの意味」を知りたい方へ

「フィアット500 ランプ 意味」と気になる方の多くは、メーターに点いた警告灯のことを調べています。

警告灯は色で緊急度が違い、赤は止まって確かめたいもの、黄色は早めに点検したいものが多いです。ランプの形ごとの意味と対処はフィアット500の警告灯・警告音の意味と対処にまとめています。

同じ「500」の名前を持つ車

最後に、「500」の名前が付いた仲間の車を整理しておきます。

車名どんな車か日本の新車販売
500e(ICON・OPEN)3ドアの電気自動車販売中
500・500C(ガソリン)2008年日本発売の3ドア・カブリオレ2024年5月で生産終了
500X500の名を持つコンパクトSUV終了
500L5人乗りの背の高いハッチバック日本の正規導入は確認できず
ABARTH 595・695ガソリン500ベースの高性能版(アバルト)2024年5月で生産終了
ABARTH 500e500eベースの高性能版(アバルト)販売中

アバルトは、フィアットの車をベースに走りを磨いたモデルを出すブランドです。同じステランティスのグループで、店舗もフィアットと一緒になっていることが多いです。

それぞれの違いはフィアット500と500X・500L・パンダ・トッポリーノの違いとフィアット500とアバルト595・695の違いで詳しく見ています。

イタリアの車は壊れやすい?

「イタリア車」と聞いて故障を心配する方もいます。実際の声は年式や使い方で分かれるので、良い点と気になる点の両方をフィアット500の口コミ・評判まとめで確かめてみてください。

どんな人が乗っているかのイメージはフィアット500に乗ってる人のイメージで、購入時の値引きの目安はフィアット500の値引き相場と限界額で見ています。

フィアット500の名前を持つ車の一覧の図解

よくある質問

フィアット500はどこの国の車ですか?

イタリアの自動車メーカー、フィアットの車です。今のフィアットはステランティスのブランドで、日本ではStellantisジャパンが輸入しています。

チンクエチェントとはどういう意味ですか?

イタリア語で数字の「500」のことです。1957年のNuova 500から続く名前で、日本では「フィアットごひゃく」と呼んでも通じます。

フィアット500はイタリアで作られていますか?

モデルによって違います。500eは「Made in Torino」の刻印があると公式が紹介していますが、ガソリンの500はポーランドの工場で作られていたと報じられています。

フィアット500は日本でいつから売られていますか?

ガソリンの500は2008年3月に日本で発売され、2024年5月で日本向けの生産を終えました。電気自動車の500eは2022年6月25日に日本で発売されています。

フィアット500は日本で何台くらい売れましたか?

Stellantisジャパンによると、2008年に国内デビューしたガソリンの500の国内累計販売台数は約130,000台です。

まとめ

この記事の要点
  • フィアット500はイタリアのメーカー、フィアットの車。今はステランティスのブランド
  • 「チンクエチェント」はイタリア語で500。由来は1957年のNuova 500
  • 日本ではガソリンの500が2008年3月に発売、2024年5月に生産終了
  • 今新車で買えるのは500e(ICON 5,770,000円/OPEN 6,030,000円)
  • 生産工場はモデルで違い、500eには「Made in Torino」の刻印がある
フィアット500買いたいドットコム

フィアット500買いたいドットコム 編集部

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